20代でAGA治療を始め順調に髪が生え揃い見た目が完全に回復したといえる状態になったときに多くの患者が抱く疑問としてもう治ったのだから薬をやめてもいいのではないかというものがありますが結論から申し上げますとAGA治療薬を完全にやめてしまえば髪の状態は治療前の薄毛の状態へと逆戻りしてしまいます。これはAGA治療があくまでホルモンの作用をコントロールしヘアサイクルを正常化させる対症療法であり遺伝子レベルでの体質を変える根本治療ではないため薬の効果が切れれば再び体内でジヒドロテストステロンが生成され毛根への攻撃が再開されるからです。この現象はリバウンドとも呼ばれ薬をやめてから数ヶ月後には急激な抜け毛が発生しせっかく時間とお金をかけて手に入れたフサフサな髪があっという間に失われてしまうという悲劇を招きかねません。したがってAGA治療において治るという状態は薬を飲み続けて良い状態をキープできていることを指し治療の継続が大前提となります。しかし一生薬を飲み続けなければならないのかと悲観する必要はなく治療のフェーズに合わせて薬の量や種類を調整していくことは可能です。最初は発毛を目的としてフィナステリドとミノキシジルを併用する攻めの治療を行いますが十分に髪が生え揃った後は今の状態を維持することを目的にフィナステリドのみの単剤治療へと切り替える守りの治療に移行するのが一般的でありこれにより身体への負担や経済的なコストを減らすことができます。また医師の指導の下で薬の服用頻度を1日1回から2日に1回へと減らすなどの減薬にチャレンジすることも可能ですが自己判断での中止や減薬はリスクが高いため必ず専門医と相談しながら慎重に進める必要があります。20代で治療を始めた場合今後数十年治療を続けることになりますが将来的に結婚や子作りを考えるタイミングで一時的に薬を休止したいと考えることもあるでしょう。その場合も医師に相談すれば休薬期間中の対策や再開のタイミングについて適切なアドバイスを受けることができます。重要なのはAGA治療はダイエットや筋トレと同じで継続してこそ意味があるものであり一時的な成功に満足してメンテナンスを怠れば元の木阿弥になってしまうという現実を理解することです。薬を飲み続けることをネガティブに捉えるのではなく毎朝の歯磨きや洗顔と同じようなルーティンとして生活の一部に組み込んでしまえばそれほど苦にはなりません。治った状態を維持し続けることこそが真の勝利でありそのために必要なコストと労力は若々しい自分を保つための必要経費だと割り切るマインドセットを持つことが長期的な治療成功の鍵となります。いつか医学が進歩して完治する治療法が確立されるまでは今の最善の策である維持療法を賢く利用して薄毛の悩みとは無縁の人生を送ることが20代の賢い選択と言えるでしょう。
AGA治療薬をやめたらどうなる?治った後の維持について