美容室で完璧にカットしてもらっても翌朝自分でセットしようとするとうまくいかず頭頂部がペタンとしてしまうという悩みを持つ四十代男性は多いですがそれは使用しているスタイリング剤の選び方とドライヤーの使い方が間違っている可能性が高いです。頭頂部の薄毛をカバーしふんわりとしたボリュームを一日中キープするために選ぶべきスタイリング剤は油分の少ないマットタイプのワックスやクレイワックスあるいはボリュームアップパウダーが配合されたドライな質感のものでありこれらは髪一本一本をコーティングして太く見せ光の反射を抑えることで地肌の透け感を目立たなくする効果があります。逆に水分や油分の多いジェルやグリース、ソフトワックスなどは髪の毛同士をくっつけて束にしてしまいその隙間から地肌が丸見えになってしまうためO字ハゲには不向きです。セットの手順としてはまず髪を濡らした状態からドライヤーで乾かす工程が命でありここで八割方のシルエットを作ってしまいます。コツは頭を下げて下からドライヤーの風を当て根元を逆立てるように乾かすことであり温風で形を作り冷風で固定するという基本テクニックを使うことで驚くほどしっかりとした土台が出来上がります。次にワックスを小豆大ほど手に取り手のひら全体に透明になるまでよく伸ばしてから髪の表面ではなく内側から揉み込むようにして全体に馴染ませます。このとき頭頂部にはつけすぎないように注意し手に残ったごく少量のワックスで毛先を遊ばせたり立ち上がりを調整したりするのがポイントです。最後にトップの髪を中央に寄せるようにして山を作りサイドはタイトに抑えることで理想的なソフトモヒカンのシルエットを完成させます。仕上げにはハードスプレーを使用しますが至近距離で噴射すると液の重みで髪が潰れてしまうため二十センチ以上離した位置から遠心力を使って霧を降らせるように吹きかけ空気を含んだ状態をコーティングしてキープさせます。正しい道具と正しい手順を知っていれば薄毛であってもボリュームのあるかっこいいスタイルを作ることは十分に可能であり毎朝のセットが憂鬱な時間から自分を演出する楽しい時間へと変わるはずです。
頭頂部をカバーする魔法のスタイリング剤とセット術