多くの五十代男性は若い頃の習慣のまま洗浄力の強いメントール入りのスカッとするシャンプーや石鹸系シャンプーを使い続けていますが頭皮の皮脂分泌量は五十代を境に減少傾向に転じ水分保持能力も低下してくるため過剰な洗浄は頭皮の乾燥を招きフケやかゆみ炎症を引き起こして抜け毛を助長する原因となります。頭皮が乾燥すると防御反応として過剰に皮脂が分泌されるインナードライ状態になり一見脂ぎっているように見えても実は内部が乾燥しているという複雑な状態に陥ることが多くこれを脂性肌だと勘違いしてさらに強力なシャンプーで洗ってしまうという負のスパイラルに陥っている男性が少なくありません。五十代の頭皮に必要なのは汚れを落とすことよりも頭皮のバリア機能を守り潤いを残すことであり洗浄成分が穏やかで保湿力に優れたアミノ酸系のシャンプーやエイジングケア成分が配合されたスカルプシャンプーを選ぶことが正解です。洗髪の方法も重要でありお湯の温度は熱すぎない38度前後のぬるま湯にしシャンプーをつける前に時間をかけて予洗いを行うことで大半の汚れを落とし泡立ちを良くして摩擦ダメージを防ぎます。洗う時は爪を立ててゴシゴシと洗うのではなく指の腹を使って頭皮を動かすようにマッサージしながら優しく洗い毛穴の詰まりを取り除くと同時に血行を促進させることが大切です。また洗髪後には自然乾燥ではなくすぐにドライヤーを使って乾かすことが雑菌の繁殖やニオイの発生を防ぐために不可欠ですが温風を当てすぎると頭皮が乾燥するため適度な距離を保ち最後は冷風で仕上げるなどの工夫も必要です。さらに顔のスキンケアと同じように洗髪後の清潔な頭皮には育毛トニックや頭皮用ローションを使って保湿ケアを行うことで頭皮が柔らかくなり健やかな髪が育つ土壌を整えることができます。毎日のシャンプーと頭皮ケアを見直すことは地味な作業ですが日々の積み重ねが頭皮の老化を防ぎ将来の髪の量を左右する大きな要因となりますので自分の頭皮をいたわる意識を持って丁寧なケアを実践してください。