頭頂部の薄毛を何とかして隠したいという切実な思いから四十代男性が陥りやすい髪型の罠がいくつか存在しそれらは本人の意図とは裏腹に薄毛をより一層際立たせ周囲に「痛々しい」「未練がましい」というネガティブな印象を与えてしまう危険性を孕んでいます。その代表格がいわゆるバーコードヘアでありサイドの髪を長く伸ばして頭頂部に無理やり被せるスタイルは風や汗などの些細な外的要因で崩れやすくその度に手で直す姿は見ている側にも緊張感を強いてしまいます。また被せた髪の隙間から見える地肌は規則的なラインを描いてしまいかえって人工的な違和感を強調することになるため絶対に避けるべきスタイルです。同様に全体的に髪を長く伸ばすこともNGであり髪は長くなればなるほど重力で下に引っ張られて根元のボリュームがなくなりペタンとしてしまうため頭頂部の薄さが露骨に現れる上にサイドや襟足のボリュームとの対比で頭頂部の寂しさが強調されてしまいます。さらに前髪を長くして後ろに流すオールバックスタイルもO字ハゲの場合には危険でありスタイリング剤で固めることで髪が束になり地肌が透けて見える「スダレ状態」になりやすく昭和の頑固親父のような古臭い印象を与えかねません。また薄毛隠しのためにパーマをかけることも慎重になるべきでありボリュームアップの効果は期待できるものの頭皮へのダメージが懸念されるほかチリチリとした細かいパーマは老けて見える原因となり清潔感を損なうリスクがあります。これらのやってはいけない髪型に共通しているのは「薄毛を受け入れられずに隠そうとしている」という心理が見え透いている点でありその卑屈さがかっこよさを遠ざけている最大の要因です。逆にかっこいい薄毛スタイルとは隠すことを潔く諦め自分の素材を活かしてデザインされた短髪であり視覚的なトリックを使って自然にカバーすることを目指したものです。鏡の前で無理に髪を引っ張って隠そうとする時間は精神衛生上も良くありませんしその努力は残念ながら報われることが少ないのが現実です。勇気を持って過去の髪型や執着を捨て去り今の自分に最適なスタイルへとアップデートすることが四十代からの人生を軽やかに楽しむための鍵となるのです。
やってはいけない薄毛隠しと逆効果な髪型の罠